漢方内科|横浜市旭区二俣川のたまがわクリニック 更年期障害 冷え症 夏バテ アトピー

二俣川駅7分 ご予約はお電話かインターネットで045-365-6677 インターネット予約

漢方内科

お知らせ

土曜日は予約枠を大幅に超えて診療を行っており、現在土曜日に通院を続けておられる方以外の新たな土曜日の再診希望はお受けできない状況です。
また、土曜日は通常よりも長い時間お待たせする場合がございます。時間に余裕をもってお越しください。
大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、よろしくお願い申しあげます。

月曜日・水曜日・金曜日に関しても、原則として予約の方のみとなりますが、患者数によっては予約外の診療が可能な日もございます。
予約外での再診を希望される場合は、事前に電話にてお問い合わせください。

漢方治療とは

漢方はもともと中国で発達し、日本に渡って独自の発展をしてきた伝統医学です。
患者さんの症状だけでなく、体質や生活状況などを総合的に判断し、適切な処方を選択していきます。
現代医学では「○○という病気には××」といったように、ある程度病名で治療が決まってしまいますが、漢方では、「歪んでしまった生体のバランスを整えることで△△という症状を治療しよう」と考えます。
例えば、冷えていれば温める、滞っていれば巡らせる、不足していれば補うといった方法です。
従って、同じ病名であっても、人によって処方する漢方薬が異なってきます。
つまり、現代医学は病気を診るのに対し、漢方医学ではその人全体を診るオーダーメイド的な治療を行うといえます。

こういった方法で治療を行うため、「むくみの治療をしたら胃の調子もよくなった」「月経不順の治療をしたら肌荒れもよくなった」などといううれしい副次的効果が得られることも珍しくありません。

どんな病気にむいているの?

漢方は、個人の体質を基準にするため、基本的にはどのような病気であっても治療の対象になりますが、一般的には以下のような疾患に効果が期待されます。

  • 内科疾患(慢性頭痛、慢性胃腸炎、過敏性腸症候群、気管支喘息、関節リウマチなど)
  • 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、ニキビ、主婦湿疹など)
  • 産婦人科疾患(月経困難症、月経前症候群、更年期障害など)
  • 整形外科疾患(腰痛、神経痛、変形性関節症など)
  • 耳鼻科疾患(アレルギー性鼻炎、メニエール病、慢性副鼻腔炎など)
  • その他(冷え症、虚弱体質、倦怠感など)

漢方治療は、冷え症や肩こり、月経困難症や更年期障害など、現代医学ではなかなか対応が難しい疾患を得意にしています。
また、関節リウマチなどの膠原病や悪性腫瘍など、現代医学的治療が基本となる疾患も、漢方を併用することで病状が好転する場合もあります。
まず、現在おかかりの主治医の先生にご相談下さい。

漢方の診察方法

漢方が成立した時代には、現在のような検査技術もなく、医師の五感を駆使して診療を行っていました。
その診察方法は「四診」と呼ばれ、以下の4つから成り立っています。

  • 望診:視覚を用いた診察(顔色、皮膚の色、舌などの観察)
  • 聞診:聴覚と嗅覚を用いた診察(声の大きさ、においなどの観察)
  • 問診:現病歴や既往歴などの現代医学的な問診だけでなく、体質傾向(寒がり・暑がりなど)を聞き出すための質問
  • 切診:触覚を用いた診察(脈やお腹に触れ、抵抗感や圧痛の有無を観察)

「ニキビの診察にきたのにお腹をみるの?」などと疑問に思われることもあるかもしれませんが、ご協力お願い致します。

お薬について

当院の漢方治療は健康保険の適応となるエキス剤を用いた保険診療です。
エキス剤とは、生薬を煎じた液からエキス成分を抽出して作られた製剤です。
本来の服用方法と異なってしまう場合もありますが、携帯に便利で長期保存が可能など、毎日続ける上で利点も多いのが特徴です。
現在日本では、148種類の漢方エキス製剤が健康保険の適応になっています。

漢方薬も副作用があります

漢方薬は天然の植物や鉱物などの生薬から構成され、長い歴史の中で有効性が確認されてきた処方が現代まで継承されております。
しかし、漢方薬でも予期せぬ副作用が生じることがあります。
もっともよくみられる副作用は、胃痛や吐き気・下痢などの胃腸障害です。
その他、「甘草」という成分の過剰によるむくみや血圧上昇、「麻黄」という成分による動悸や不眠などもみられることがあります。
これらの症状は原因となった薬剤をやめることにより改善します。
また、人によっては生薬に対するアレルギーにより発疹や肝機能障害、間質性肺炎や膀胱炎をおこすこともありますので、漢方服用開始後、何か気になる変化があったときは必ずご相談下さい。

どのくらいの期間のむの?

風邪やおう吐・下痢などの急に現れた症状を治療する場合、漢方薬も比較的速やかに効果が得られます。
一方、冷え症や倦怠感、月経異常などは数ヶ月〜数年かけ、じっくりと改善を目指していきます。
その間、季節や生活状況の変化により漢方薬を増減したり変更・追加したりする場合もあります。
例えば、冷え症のお薬を冬と同じ量で夏も継続していると、暖まりすぎて不快に感じることもあります。
このような場合、夏には1日に飲む量を減らしたり、治療をお休みしたりすることもあります。
こういった調節も全てご本人のお話や診察所見をもとに判断するのです。
慢性疾患の場合、長いお付き合いになります。「こんなこと言っていいのかな(聞いていいのかな)?」と思わず、何でもご相談下さい。

このページの上へ