脳梗塞・心筋梗塞リスク診断(LOX-index®検査)
動脈硬化の進行から将来の脳梗塞、心筋梗塞の発症を予測 ~LOX-index®~
LOX-index®検査は、動脈硬化の進行から将来の脳梗塞、心筋梗塞のリスクを判断することができる検査です。
リスク判定の指標となるデータは、日本国内で行われた研究成果が基準となっています。
この研究から、sLOX-1(可溶性LOX-1:血中に放出されたLOX-1)とLAB(LOX-1 ligand containing ApoB)から得られる解析値が、将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクに大きく関わりがあることが分りました。
また、これら2つの疾患の発症リスクについての評価・検査としては、唯一の検査です。
脳梗塞発症との関係
LOX-index®値が高いと発症率が3倍
心筋梗塞発症との関係
LOX-index®値が高いと発症率が2倍
血管状態を把握して、動脈硬化のリスクをいち早く判定
動脈硬化は血管の内側にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が沈着することで発症すると言われています。
しかし、LDLコレステロールはそのままの状態では、血中に存在するだけで、動脈硬化を促すわけではありません。
LDLコレステロールが酸化し、「変性LDL」へと変化し、血管の内側に存在する「LOX-1」というたんぱく質と結合して血管に沈着することで、血管内皮細胞が慢性的な炎症状態となって動脈硬化が発症します。
この動脈硬化の初期段階を確認することができるのがLOX-index®検査です。
「LOX-1」は「変性LDL」が増加すると、それに伴いたくさん生産されます。
そして一部の「LOX-1」は血管の内側からはがれて血中に放出されます(これを「sLOX-1」といいます)。
LOX-index®検査では「変性LDL」と「sLOX-1」の血中濃度を測定した値から算出されます。
この算出された数値を研究成果の指標と比較し、血管内の硬化状況や将来的な動脈硬化リスクを判定します。
通常の検査は病気の診断を行うためにありますが、LOX-index®検査は血中のLDLコレステロールの状態を判定し、血管が動脈硬化を起こす予兆があるか、またはどの程度動脈硬化が進行しているかが、他の血液検査や超音波検査よりもいち早く知ることができます。
LOX-index®検査はこんな方におすすめです。
- ご家族に脳梗塞、心筋梗塞にかかった人がいらっしゃる方
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病にかかっており、動脈硬化が気になる方
- 健康診断で「LDL(悪玉)コレステロール」が高いといわれた方
- 40歳以上の方
- 将来の脳梗塞、心筋梗塞のリスクが心配な方 など
受診に適さない
- 風邪をひいている方
- 抜歯や最近ケガ(創傷)をされた方
- 関節リウマチの方
- 妊娠中,出産直後の方
検査方法と費用について
LOX-index®検査は、採血のみのため普段お忙しい方もご安心下さい。
また、検査結果報告書を基に医師より検査結果のご説明や、日常生活での注意点などアドバイス致します。
検査費用 | 12,000円(税別) |
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ご予約は 045-365-6677
※インターネット予約は受け付けておりませんので、必ずお電話にてご予約をお願い致します。